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社会人の英語学び直し:ゼロから1年の進め方

著者: Qlango公開日:

大人の英語学び直し:Nice to meet youは「はじめまして」という意味

社会人になってから英語を学び直す人の動機は、本当にさまざまです。海外の取引先とのメールが増えた。昇進の条件にTOEICの点数が入った。子どもの英語の宿題に答えられなかった。定年後に一人で海外を歩いてみたい。それでも、学び直しを始めた時点の状態は驚くほど似ています。中学で習ったはずの文法はおぼろげで、単語は見れば分かるものもあるけれど、口からは出てこない。「ゼロから」という言葉がしっくり来る状態です。

大人の学び直しは、中学1年の内容から、ただし中学生とは違うやり方でやり直すのが近道です。教科書を最初から読み直すのではなく、自分の生活や仕事を英語で言うための道具として、文法を必要な順に拾い直していきます。1日30分を1年続ければ、ほぼゼロからでもCEFRのA2、英検なら準2級のあたりまでは現実的に届きます。

ひと目でわかる英語:1日30分を1年続ければ、ほぼゼロからでもA2、英検準2級のあたりまで届きます。ケンブリッジ英語検定によるゼロからの指導つき学習時間はA2まで約180〜200時間、B1まで約350〜400時間。英検は準2級がA2、2級がB1、準1級がB2にあたります

大人の学び直しで有利なこと、不利なこと

有利な点は、思っているより多くあります。まず、日本語と英語の仕組みを意識して比べられること。中学生は規則を丸暗記するしかありませんでしたが、大人は「日本語ではこう言うのに、英語ではなぜこうなるのか」と筋道立てて考えられます。次に、目的がはっきりしていること。当時の英語を学ぶ理由は「テストがあるから」でしたが、今は使う場面が具体的に見えています。

不利な点は、時間と疲れと、少しのプライドです。仕事で疲れた平日の夜に、新しいことを覚えるのは楽ではありません。部下や後輩の前で中学生レベルの間違いをしたくない、という気持ちもあるでしょう。だからこそ、一人で、短い時間で、間違いを誰にも見られずにできる練習から始めるのが理にかなっています。

社会人の英語学び直しは何から始めるか

まず、自分がどこまで覚えているかを確かめます。次の三つの文を見て、すぐに意味が分かり、声に出して言えるかを試してください。

  • She doesn't like coffee.(一般動詞の否定)
  • I have never been to Canada.(現在完了)
  • The book I bought yesterday is interesting.(名詞を後ろから説明する形)

1つ目で止まるなら中学1年の内容から始めます。2つ目で止まるなら、基本の動詞の使い方は残っているので、下の順番の2段階目、未来と助動詞のあたりから。3つ目まですらすら分かるなら、文法のやり直しは最小限にして、単語と話す練習を中心にした計画に進んでください。

1つ目の文を声に出して読むところからあやしい、という人もいるでしょう。恥ずかしいことではありません。その場合は最初の2週間を、文字と音の対応の練習にあててください。cakeとcatのaは音が違い、knifeのkは読みません。英語の綴りと音のおおまかな決まり(フォニックス)を知っておくと、初めて見る単語でも読み方の見当がつくようになり、辞書を引く回数が目に見えて減ります。

中学英語をやり直す順番

参考書を使うなら、中学3年分の文法を1冊にまとめた薄いものを1冊だけ選んでください。条件は二つで、例文の音声がついていることと、最後まで終えられそうな厚さであることです。分厚い文法書は、辞書として本棚にあれば十分です。そのうえで、次の順番で進めます。

1〜2か月目:be動詞と一般動詞、現在と過去

I amとI likeの違い、三人称単数のs、過去形。ここが曖昧なまま先へ進むと、あとのすべてがぐらつきます。例文は自分の仕事に置き換えてください。「I work for a car parts maker.」「I usually start work at nine.」。教科書の例文より、明日の会議で使える文のほうがずっと覚えやすいはずです。

3〜4か月目:未来、助動詞、疑問文

will、be going to、can、should、could。それに、自分で疑問文を作る練習です。会話では、答えるより尋ねるほうが流れを作れます。「When is the deadline?」「Could you send me the file?」のように、仕事で実際に聞くことを英語にしていきます。

5〜6か月目:現在完了、比較、不定詞と動名詞

現在完了は日本語にぴったり対応する形がないので、多くの人がここで混乱します。「I have lived in Osaka for ten years.」を、「10年前から住んでいて、今も住んでいる」という時間の幅として理解するのがこつです。

7〜12か月目:関係代名詞、受け身、長めの文

ここまで来たら、文法の勉強より英語を使う時間を増やします。1日の出来事を5文の日記にする、仕事のメールを週に一通だけ英語で書いてみる、短いニュースを読む。文法は、間違いに気づいたときに確かめる道具になります。単語の復習の仕方は英単語の覚え方の記事にまとめました。

忙しい社会人がどう時間を作るか

「時間ができたら始める」と言っていた人に、時間ができた例を私は知りません。時間は新しく作るものではなく、すでにある隙間を見つけるものです。

通勤電車の中は、聞く練習と単語の復習に向いています。声は出せないので、話す練習は家に帰ってから、お風呂や台所で。昼休みの5分は、前の日の単語を思い出すのにちょうどいい長さです。平日は20〜30分、週末に一度だけ40分ほど取って、その週の復習をまとめてやる。この程度の計画が、仕事の忙しい週にもいちばん崩れにくいのです。

記録をつけることも欠かせません。大人は、成果が見えないとやめる理由を探し始めます。何日続いたか、今週は何分やったかが見えるだけで、続ける理由が一つ増えます。

TOEICと英検、目標にするならどちらか

仕事でスコアを求められているなら、迷わずTOEIC L&Rです。ただしこれは聞く力と読む力のテストで、話す力は測りません。スコアのための勉強と話すための練習は、別々に時間を取ってください。

特に指定がないなら、私は英検をすすめます。英検は3級以上の二次試験に面接があり、話す力も見られます。CEFRとの対応も示されていて、目安としては準2級がA2、2級がB1、準1級がB2にあたります。試験日という締め切りがあるだけで、大人の勉強はぐっと続きやすくなります。

日本語で学べることが、なぜ大人に効くのか

大人の学び直しで挫折する原因の一つは、説明そのものが分からないことです。なぜここはtheなのか、なぜhave beenなのか。英語で書かれた説明を英語で理解しようとすると、疑問がもう一つ増えるだけです。

Qlangoでは、英語のコースを追加するときに、学ぶために使う言語として日本語を選べます。訳も説明も日本語で受け取れるので、疑問が疑問のまま積み上がりません。レッスンは数分で終わる長さで、通勤電車の数駅分にも収まります。週ごとの学習プランと連続日数の記録があり、統計は週、月、年の単位で見られるので、半年前の自分と比べることもできます。PremiumではAIの先生に文法や例文について何度でも質問でき、オフラインでも学習できます。プランは料金ページに、アプリについての細かい疑問はよくある質問にまとめてあります。

1年でどこまで行けるか

1日の学習時間ごとの見通しを表にしました。ケンブリッジ英語検定(Cambridge English)が示している、ゼロから学んだ場合の指導つき学習時間(A2で約180〜200時間、B1で約350〜400時間)をもとにした、大まかな目安です。

1日の学習時間 1年の合計 届きやすいレベル
15分 約90時間 中学英語の基礎を固め、A2の手前
30分 約180時間 A2(英検準2級の目安)
60分 約365時間 B1(英検2級の目安)の入り口

学校で習った英語がどれだけ残っているかで、実際の進み方はかなり変わります。読む力は表より早く戻ってくることが多く、話す力は遅れてついてきます。話す練習の具体的なメニューは英会話の独学の記事に書きました。どの行に自分を置くにしても、15分を毎日続けるほうが、週末に2時間まとめてやるより確実に進みます。

今夜は、さきほどの三つの文を声に出して読むところから始めてください。どこで止まったかが分かれば、やり直す場所も決まります。そのうえでQlangoに英語のコースを追加し、学ぶための言語に日本語を選んで、自分のレベルのレッスンを一つ終わらせる。今日の分はそれで十分です。

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